BODY CONTOURING

肋骨のリモデリング、
RibXcar とは何か?

骨格そのものに働きかける、くびれ形成の新しい選択肢。
針穴から行う低侵襲な手術のしくみ、効果、リスクをすべて解説します。

第10・11・12肋骨 超音波ガイド下 全身麻酔・約30〜60分 皮膚切開なし 術後コルセット3〜6か月

くびれを作るために、肋骨の角度を変える手術です。

ウエストが細く見えるかどうかは、皮下脂肪の量だけでなく、肋骨のアーチの広がり方に大きく左右されます。肋骨が外向きに張り出していると、いくら痩せても胴がどっしり見えることがあります。

RibXcarは、その肋骨(主に下から3本:第10・11・12肋骨)に外から操作を加えて、内側に閉じるように角度を変えることでくびれを作ります。

脂肪吸引やダイエットとは根本的に異なります。
RibXcarは骨格そのものに働きかける手術です。脂肪量が少ない方でも適応となる場合があります。

ペルーの形成外科医 Raúl Manzaneda Cipriani が提唱し、現在は世界100名超の外科医が実施しています。日本でも実施する医師が増えつつある術式です。

ここがこの手術の大きな特徴です。数ミリの針穴から行います。

従来の肋骨手術は肋骨を「切り取る」もので、大きな切開が必要でした。RibXcarは肋骨を取り除かず、超音波を使った専用器具(ピエゾトームという骨を削る道具を改造したもの)で肋骨の外側の皮質だけをほんの少し骨折させることで角度を変えます。

この骨折は「単皮質骨折」と呼ばれ、外側の骨のみを割り、内側の骨と骨膜(骨を包む膜)は温存します。
完全に折るのではなく、"折り目をつけて内側に閉じる"イメージです。

手術中は超音波エコーでリアルタイムに骨の状態を確認しながら進めます。「骨がちゃんと角度を変えたか」を画像で確認するのが安全の要で、音だけ(「パキッ」という音)では判断しないのが現在の標準的なやり方です。

麻酔 全身麻酔
手術時間 約30〜60分
皮膚の傷 数ミリの針穴のみ
対象 第10・11・12肋骨
術前 CT撮影が必須

手術前には必ずCT撮影を行います。肋骨の形・胸郭の構造・左右差・解剖学的な位置関係を評価し、「この肋骨は手術できるか」を確認します。CT評価の結果、適応外と判断された場合は手術をお受けできないことがあります。

10cm
平均ウエスト減少
(術後3か月)
7〜8°
肋骨角度の変化
(内側への傾き)
6か月
最終的な
仕上がりの目安

上記はペルー・コロンビア・メキシコの30名の研究データです(Manzaneda ら 2023, PRS Global Open)。日本人のデータではなく、あくまで参考値です。

効果には大きな個人差があります。以下の要因により仕上がりは変わります。

  • 肋骨の形・大きさ・左右差
  • 皮下脂肪や筋肉の量
  • 骨の質(硬さ・柔軟性)
  • 術後のコルセット管理の徹底度

「必ず○cm細くなる」とは言えない手術です。
完成は術後6か月ごろが目安で、1〜3か月で変化を感じ始める方が多いとされています。

また、一度変化した骨格を完全に元の状態へ戻すことは非常に難しいです。「やっぱり元に戻したい」は基本的に難しいと考えてください。

必ず起こるもの・起こりやすいもの
  • 術後の強い痛み(深呼吸・寝返り・起き上がりで痛む)
  • 内出血・腫れ
  • 左右差(完全に対称にはならないことがある)
  • 後戻り(時間とともに少し元に戻ることがある)
  • 感覚の鈍さ・しびれ(数か月で改善することが多いが、長引く場合も)
  • 皮膚の凹凸・段差
  • 骨の治癒過程での石灰化・骨過形成
稀に報告されているもの
  • 気胸(胸膜を傷つけて肺の周りに空気が漏れる)——稀に報告されています
  • 血胸(胸腔内への出血)——稀に報告されています
  • 骨がうまく癒合しない(偽関節・骨癒合不全)
  • 慢性疼痛(骨の治癒・神経由来)
  • 感染・敗血症
  • 血栓症・肺塞栓

気胸や血胸になった場合は入院加療や処置(胸腔ドレナージなど)が必要になることがあります。全身麻酔に伴うリスク(嘔気、咽頭痛、アレルギー、悪性高熱症等)も存在します。

以下に当てはまる場合は適応外となります。

BMI 28を超える方
骨粗鬆症・骨代謝異常のある方
呼吸器疾患・胸郭疾患のある方
重度喫煙者(骨の癒合が悪くなるため)
過去に肋骨の手術を受けたことがある方
妊娠中・授乳中の方
お腹や背中の皮膚が著しく余っている方
重度の合併症で全身麻酔が高リスクな方
CTで解剖学的に不向きと判断された方(必ず術前CT撮影が必要です)

アレルギー、既往歴、常用薬は必ず問診票にご記載ください。記載に誤りや漏れがあった場合の問題には責任を負いかねます。

効果だけでなく、術後の生活も覚悟が必要です。

痛みが本物

骨の手術なので、術後1〜2週間は動くたびに強い痛みがあります。咳・くしゃみ・寝返りでも激痛が走ることがあります。美容手術の中ではダウンタイムがかなりきつい部類です。術後24〜72時間が最も強い痛みが出やすい時期です。

コルセットを長期間つける

術後は3〜6か月間、入浴時以外はコルセットを着け続ける必要があります。これが仕上がりに直結するため、サボると後戻りや形の崩れにつながります。夏場でも仕事中でも外せません。

日常生活・運動の制限
  • シャワーは術後72時間後から
  • 入浴・サウナは術後1週間程度禁止
  • 飲酒は術後1〜2週間程度禁止
  • デスクワーク復帰:術後1〜2週間程度
  • ランニング・筋トレ・ゴルフ・水泳:術後3か月禁止
  • 重い物を持つ・体を大きくひねる動作:制限あり
  • 体を使う仕事・重労働:術後3か月程度禁止
栄養管理も大切

骨の癒合を助けるため、術後はたんぱく質・カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンCの積極的な摂取を推奨します。喫煙は骨癒合不全・感染リスクを高めるため、術前後の禁煙が必要です。

一度変えた骨格は、完全には元に戻せません。
「やっぱりやめたい」とはならないよう、十分に時間をかけてご検討ください。

観点 向いている 向かない
体型 痩せているのにウエストが細くならない 脂肪が多い(まず脂肪吸引が先)
目標 骨格からくびれを作りたい 術後すぐ動きたい・運動を続けたい
生活 長期ダウンタイム・コルセット生活を受け入れられる 痛みや制限をできるだけ避けたい
考え方 リスクを正直に理解した上で臨める 完璧な結果を保証してほしい

最終的な適応判断はCT評価を含む術前診察で行います。カウンセリングでは遠慮なくご質問ください。「やめておいた方がいい」と判断した場合は、率直にお伝えします。

CONSULTATION

カウンセリングで、
あなたに合う選択を一緒に考えます。

RibXcarの適応かどうか、他の施術(脂肪吸引・タミータック等)との違い、
術後の生活について、なんでもご相談ください。

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